【漢字の推理】

次の文章の中の言葉(単語)に、読み方は違いますが、 漢字一字で表現できるものがたくさん含まれています。
さて、どの言葉(単語)か考えてみてください。
過去に出たものもありますよ。
(ヒント:19号の「勝」と「馬」をひとつにしたような漢字を探します)

[問題文]
三蔵は北海道の日高地方で生まれた。
父権蔵は炭鉱で石炭堀をし、妻や三蔵、 妹のリュウを養っていたが、生活は楽でなかったと記憶している。
三蔵もリュウも満足な教育は受けていない。二人とも年頃になると働きに出された。
もともと手先が器用で、木工が好きであった三蔵は、口入れ屋の紹介で大工の見習いになり東京へ、 リュウは飛騨にある紡績工場の女工として故郷をあとにした。
三蔵が弟子入りした当時の親方の家は、玄関を入ると土間があり、煙を出すための天窓もあった。
部屋にはいろりが切ってあり、親方が朝晩タバコを吸う姿があった。
当時、灰皿などというハイカラなものはなく、いろりで火をつけ、吸い終わるとキセルをポンと叩き、 灰をいろりの中へ落としていた。
東京といってもまだ開けておらず、近くの川には水車小屋もあり、近くには池もあった。
池には水鳥が棲みついており、母鳥に幼鳥がまつわりついて泳いでいるのを見ることができた。 また、田園風景も見られた。
一方、花街は華やかで、身分の低い出の三蔵には、車夫の引く人力車に乗ったお大尽が、 大名のように感じられた。
後年、兄弟子の菊次に誘われて競馬を覚え、穴馬を狙って買った馬券(勝馬投票券)が大当たりした。 そのとき花街には行かず、親方から休みを貰い湯治場へいった。体が悪いわけではなく、湯女が目当てでもなく、 ただただゆっくりと湯につかり、来し方をぼんやり考えていた。
妹のリュウは気立ての優しい、天女のような娘であったが、その後ようとして行方がわからない。


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