【虫たちの季節】

暦の上では3月始め、ニ十四節気のひとつに「啓蟄」(けいちつ)というのがあります。
「蟄」の意味は「かくれる、とじこもる」ということで、「啓蟄」は蟄虫(ちっちゅう)、
すなわち冬ごもりした虫が這い出てくることをいいます。
これから秋にかけて、虫たちが活躍する季節です。
虫偏の漢字も相当多い部類に入りまが、魚偏や鳥偏の漢字との違いは、一字で
虫を表わす漢字も もちろんありますが、二つの漢字で虫を表わすものが多いこと
でしょうか。
また、虫偏の漢字でありながら、虫以外のことを表わす漢字もそこそこあります。
まずは虫の名前から、漢字を楽しんでみてください。(*印は国字)
一部、虫でないものも含まれていますが、虫偏の漢字ということでご了解を。

(注:漢字欄が二字のものは、二字でひとつの単語になります)
よみ漢字 コメント
あかがい 「赤貝」とも書く
あげはちょう
あさり
「浅利」「蛤仔」「鯏」とも書く
あしたかぐも 「しょうそう」とも読む
「足高蜘蛛」とも書く
あしはらかに
あぶ
あぶらぜみ 「さくちょう」とも読む、「油蝉」「鳴蜩」とも書く
あぶらむし (1) (2) (3)
「油虫」ともかく
「アリマキ」(蟻巻)は「アブラムシ」の別称
(1)(2)(3)は「ごきぶり」とも読む
あまびこ 「雨彦」とも書く、「馬陸」(やすで)の古名
あり (1)
(1)に「まゆげ」という読みあり
あわび
通常「鮑」または「鰒」を用いる
いなご
「飛蝗」(ひこう)、「飛蛩」(ひきょう)、「螽斯」(しゅうし)とも書く
(ナン) は「イナゴの子」
いもむし
「イモムシ」はチョウなどの幼虫を言う
いもり 二字で「えいげん」と読み、「イモリ」をいう
「井守」、「蛇蜴」(だえき)とも書く
うじ
「水蛆」(すいしゅ)は「ヒル」をいう
うわばみ
おろち
(略字)
二字とも「おろち」という読みあり、「大蛇」(おろち)とも書く
「ウワバミ」は「蠎蛇」とも書く
えび
「海老」とも書く
おたまじゃくし 二字で(かと)でおたまじゃくし、「御玉杓子」とも書く
「蛞蝓」(かつゆ)は「ナメクジ」をいう
かいこ
かえる
「蛤」は「はまぐり」、「蝦」は「えび」とも読む
二文字で「ろうかく」と読み、「かえる」のこと
かき (略字)
「牡蠣」とも書き、「ぼれい」とも読む
かげろう 「蜻蛉」(とんぼ)は「かげろう」とも読む
かさむし
かたつむり
かたつぶり

二字で「いゆ」と読み、「カタツムリ」のこと
通常は「蝸牛」(かたつむり)と書く
かに
がま
ひきがえる
二文字で「かは」とよみ、「ヒキガエル」をいう
「ガマ」は「蝦蟇」「蝦蟆」とも書く
「ヒキガアル」は「蟾蜍」(せんじょ)「蟇蛙」とも書く
かまきり 「蟷螂」「螳螂」は「とうろう」とも読む、
「鎌切」(かまきり)とも書く
かみきりむし
かわほり コウモリのこと、「蝙蝠」(へんぷく)は「こうもり」とも読む
「かわほり」は「コウモリ」の古い語形
きくいむし
ぎょうちゅう
きりぎりす 三字はそれぞれ一字で「きりぎりす」と読む
「蟋蟀」は「こおろぎ」ともよむ
二字で「しょうしょ」と読み、「キリギリス」のこと
くまぜみ 「さくぜん」とも読む、「熊蝉」とも書く
くも * 二字はそれぞれ一字で「くも」と読む
二字で「ししゅう」と読み、クモをいう
くもとくよ 虫余 二字で「とくよ」と読み、クモをいう
くらげ
「水母」「海月」とも書く
げじ
(げじげじ)
「ゆうえん」とも読む
「ゲジゲジ」が「ゲジ」の俗称
けむし 二字はそれぞれ一字で「けむし」と読む
「ぜんし」とも読む、「毛虫」とも書く
けら
(おけら)

「螻蛄」「蛄」「蛞螻」とも書く
こうもり 「へんぷく」とも読む
こおろぎ 二字はそれぞれ一字で「こおろぎ」と読む
「蟋蟀」は「きりぎりす」とも読む
二字で「おおそん」と読み、コオロギをいう
ごきぶり (1) (2) (3)
(1)(2)(3)は「あぶらむし」とも読む
こがねむし 二字で「こうへい」とも読み、「コガネムシ」をいう
二字で「いつおう」とも読み、「コガネムシ」をいう
こちょう 蝶(ちょう)の異称
「胡蝶」「蝴蝶」とも書く
さかずきむし
さざえ
さそり
さなぎ
じがばち 「ゆうえつ」とも読む
「似我蜂」とも書く
じぐも 「てっとう」とも読む、「地蜘蛛」(じぐも)とも書く
しじみ
しゃくとりむし 一字でも「しゃくとりむし」と読む
じょうごむし
しょうりょうばった 「さくぼう」とも読む
バッタは「飛蝗」「蝗虫」とも書く
しらみ
ずいむし 「髄虫」とも書く
せみ
「蜩」は「ひぐらし」とも読む
たこ
「章魚」とも書く
だに
「壁蝨」とも書く
たまむし
「玉虫」とも書く
ちょう
つくつくぼうし 「げい」と読み、「ツクツクボウシ」をいう
「ちょうりょう」と読み、「ミンミンゼミ」のこともいう
「寒蝉」とも書く
つちぐも 「ちつとう」とも読む
つぶ 「海螺」とも書く
とかげ 「石竜子」とも書く

とんぼ 二字で「こうい」と読み、「トンボ」をいう
それぞれ一字ずつで「そう」と読み、「トンボ」をいう
「蜻蛉」は「かげろう」とも読む

なめくじ 二字で「かつゆ」と読み、「ナメクジ」のこと
にいにいぜみ 二字で「せつけつ」と読み、「ニイニイゼミ」をいう
二字で「せつけつ」と読み、「ニイニイゼミ」をいう
二字で「ていぼく」と読み、「ニイニイゼミ」をいう
それぞれ一字ずつで「ニイニイゼミ」をいう
にな
「蝸螺」とも書く
のみ
はえ
はち
はまぐり それぞれ一字ずつで「はまぐり」と読む
二字ともそれぞれ「おおはまぐり」とう読む
「オオハマグリ」は「車螯」(しゃこう)とも書く
はらのむし
「回虫」「蛔回」(かいちゅう)ともいう
はりねずみ 「針鼠」とも書く
ひおむし
ひぐらし 「茅蜩」とも書く
ひる
「水蛆」(すいしゅ)とも書くか
ぶよ
ぶゆ

「ブヨ」は「ブユ」の別称、「蟆子」とも書く
へび
「ヘビ」の総称
ぼうふら 「きつけつ」とも読む
ほたる
まてがい
「馬蛤貝」「馬刀貝」とも書く
まむし
みみず それぞれ一字で「みみず」と読む
「蚯蚓」は「きゅういん」ともよむ、一字づつでも「みみず」と読む
「蚓螻」(いんろう)はミミズの異称
みずち
想像上の動物
みんみんぜみ 二字で「いえつ」と読み、「ミンミンゼミ」をいう
むかで
「百足」とも書く
もぐら
「土竜」とも書く
やすで 二字で「しょうきょう」とよみ、ヤスデをいう
やどかり
やもり 二字で「しこう」とよみ、「ヤモリ」をいう
「ろてん」とも読む、「守宮」(やもり)、「蝎虎」(やもり)とも書く
ゆむし こむし動物の総称
わらじむし 二字で「いい」と読み、「ワラジムシ」をいう


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