【馬は競馬が行われることを知っていた】

七番目の登場は『馬』です。
「馬」という字ですぐ思いつくのは、「競馬」とか将棋の駒の「龍馬(りゅうめ)」 ではないでしょうか。どちらも賭け事ですが・・・。
そのほかでは「駅」「騒ぐ」「驚く」があげられます。 また、馬を部首に持つ漢字には、面白いものがいくつかあります。前にあげた馬が 三つで成り立っている「驫木(とどろき)」もそのひとつですが、その前に「馬」のつく言葉や 慣用句を見てみましょう。

【馬蝉】バセン(くまぜみ、【馬蜩】バチョウとも書く、【蜩】=ひぐらし)
【馬髦】バボウ(馬のたてがみ)
【馬歯】バシ(馬の歯、歯を見て歳をはかる、自分の歳の謙譲語=馬齢)
【馬来】マレー(地名)
【馬耳塞】マルセイユ(地名)
【馬脾風】バヒフウ(ジフテリア)
【馬叉魚】バサギョ(かつお節)
【流鏑馬】やぶさめ(説明省略)

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【馬が合う】(気が合う)
【馬肥ゆる】(秋になって馬が肥えて逞しくなる、=【天高く馬肥ゆ】)
【馬には乗って見よ人には添うて見よ】(物事はまず経験してからよしあしを判断せよ)
【馬の耳に風】(人の意見を聞き流すさま、=【馬耳(ばじ)東風】)
【馬の耳に念仏】=【牛に経文】【兎に祭文】(前出の牛・兔の項参照)
【馬を牛に乗り換える】(前出の牛の項参照)
【馬の鼻を立てなおす】(旅立つとき、馬の首を行こうとする方に向けること)
【馬を鹿に通す】(間違ったことを強引に押し通すこと。白を黒と言い張ること、=【鹿を指して馬となす】)
【馬の背を分ける】(馬の背の片方に雨が降り、もう片方には降らないの意で、 夕立などがごく近い地域で降る降らないの差ができる状態をいう)

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それでは、競馬ファンの方にはたまらない漢字をお見せします。

タ、タン、ダン(単勝ですね)
バ(ずばり穴馬!)
トウ(勝馬投票権の勝ち馬)
ショウ(馬乗りです)
コウ(荒馬です)

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その他の漢字、言葉を見てみましょう。

リュウ(将棋の角行の成り駒そのものです)
ボウ(生き馬の目を抜くとは言いますが・・・)
ヒ(こんな遊びがありました)
エイ(まさに馬齢です)
ラ(らば、【騾馬】とも書く)
リ(くろうま)
キリン(よく走る馬。麒麟に似てますが・・・。)

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それでは「馬」のつく言葉と、四字熟語を挙げておきます。

(火災のこと)
(まぐれで得たとんでもない幸せ)
(牛馬が人の衣服を付けただけ、学識のない者をそしる語)
(経験豊かで場馴れしていること
(絶えず各地にせわしく旅行すること、=【東奔西走】)
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四字熟語の読みは、順番に「バブのサイ」、「バカカホウ」、 「バギュウキンキョ」、「セングンバンバ」、「ナンセンホクバ」です。



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